WT SQ2021.3

ワールドトリガーをより深く楽しむための当ブログ。
ジャンプSQ2021年3月号ですが、残念ながら休載となってしまいました。

206話が掲載予定だった

先月の205話はA級隊員が勢ぞろいのところで終わったので、盛り上がる展開だった分、ちょっと肩透かしになってしまいました。
ちょうど3月号の発売日はJC23巻の発売日でもあり、JCの続きがSQで読めるよ!的な形にしたかったのではないかとも思いますが、こちらも1か月お預けということに。

JC23巻の新情報

休載になってしまったので、せっかくですから新巻のJCの方を取り上げてみましょう。

表紙は瑠花と陽太郎、雷神丸。
なぜかフォースを操るようなポーズの瑠花。
「アリステラを侮辱する者は許さん…!」のセリフと共にトリオン・グリップをお見舞いしそうな雰囲気が。
カバー裏はこちらにも陽太郎と瑠花の姉弟、茜と神田のボーダー卒業組、そして陽太郎と同じく正体が判明した王族ラタの5人。

陽太郎が玉狛預かりだったのはやはり瑠花と大人の都合だそうです。
マザートリガーを城戸派が、瑠花を忍田派が、陽太郎と雷神丸を玉狛支部が、と3竦みでパワーバランスを取っているのでしょうか。
他の3人については目新しい情報解禁はなし。
卒業2人と、本編の方で仔細が明らかになったラタなので仕方ないところですね。

JC21巻から2巻ぶりに質問コーナーも掲載。
「かなり質問がたまっている」とのことですから、そろそろBBFの第2段での一挙解消など期待したいところです。

Q「遊真のサイドエフェクトは本やメールなどの文章からも嘘を見抜けますか?」
Q「遊真のサイドエフェクトは、嘘を言う本人が自覚していない嘘にも反応するのですか?」
Q「遊真のサイドエフェクトはどうなったら嘘だと判るのですか?」
A「遊真のサイドエフェクトは、『嘘をついている人間の口から黒い煙が見える』という形で発現しており、人が嘘をつく時の『声』の変化が『視覚』に作用して嘘を見破っているようです。なので、当人が嘘だと判っていない嘘や、メールなどの文章からは嘘を見抜けないのではないか、と思います。」

JC23巻:質問コーナー⑱より

遊真のサイドエフェクトの詳細情報が解禁されました。
嘘を自覚していても、声に変化がなければ見抜くことができない、という可能性も僅かながらあるのかもしれません。
百戦錬磨のヴィザでさえあっさり見抜けていたので、ほぼ無理っぽい気がしますが。

また、この特性であれば、直接対峙していなくても映像や録画でも有効なのではないでしょうか。
精度に差が出るとかあるのかな?
気になるところです。

巻末おまけ

「需要はあるのか!?」なんて煽りですが、明らかにあるでしょう。
とんでもないおまけをぶっ込んできましたね…!
この調子だと、アンケート対象者の全員分の回答データ作ってるに違いない。(そりゃ休載するわ)
ちょっとBBF第2段ではそのデータも収録をお願いしたいところです。

歌川は意外と一緒に行きたい人に挙げられていません。
本人は堅実なタイプ、自分にない能力を持っている人物を挙げていますが、歌川自身も人格者なので候補に挙がっても良い気がするのですが。
個人ランク2位の風間やサイドエフェクト持ちの菊地原の影に隠れがちなのでしょうか。

その歌川に頼れると高評価を受ける柿崎は、一転して自分が頼ることのできる人物をラインナップ。
とにかく頼れるやつ5人を並べているあたり、周囲からの評価と自己評価のギャップに苦しむ姿が垣間見えるようで闇を感じます…。
ただ、諏訪も「場を仕切れる」と評価して名前を挙げているため、努力は確実に実を結んでいるようです。
迷わずがんばってほしい。

臨時2番隊隊長の王子も、北添を除き他の臨時隊長からは一緒に行きたい人に選ばれず。
クセが強すぎたのが原因か。
北添はROUND6の解説でも王子を高く評価していましたね。
王子の選び方は独特ながら、実力者をきっちり揃えるあたりは自頭の良さを感じます。

個性という意味では北添もなかなか特徴的。
まあ自身が臨時隊長なんて思いもしないでしょうから、頼れるリーダーや頼もしい人物を挙げています。
自分が頼られる立場に置かれたときどうなるのか、が今後描かれるのでしょうか。

人格者の来馬が挙げるのは東、堤というこれまたハイレベルな人格者。
一方、年下では若村と仁礼、辻の名前を挙げており、性格を重視するようですね。
太一の育成を担当しているので誰とでも上手くやっていけそうですが。

6番隊の古寺は自己主張の強い人物は苦手な様子。
スナイパー2人とオペレーター2人、そして風間なので、やはり自分が隊員として遠征に参加する想定で選んだのでしょう。
合同訓練が基本のスナイパーは個人ランク戦で他のポジションとの絡みが少ないと思われますし、顔ぶれが偏るのも仕方ないところか。

雀要員&性格重視はさすが諏訪。
遊真を挙げているのは北添と諏訪、村上の3人ですが、仲の良い北添と村上は兎に角、諏訪が遊真の性格も評価しているのが意外でした。
ROUND2以来、直接の絡みはそれほどありませんから。
まあ第105話で遊真から諏訪・笹森・時枝に絡みに行っているので、描写されていないところでも交流があるのかもしれませんね。
諏訪の方も正式入隊の頃から白チビと目をつけてたから、特に印象が強いとかもあるのかも。
風間は悪友的なノリだとしても、性格が悪いと言い切られている草壁隊長とはいったい…?

二宮も実に二宮らしいチョイスです。
師匠の東、その実力を認め師事したこともある出水、ポテンシャルの高さが抜群な村上を挙げているので、水上と月見も相当高く評価しているようです。
第1期東隊で同僚だったメンバーの名前が多く挙がる中、スルーされる三輪。
加古と太刀川は相性でしょうね。

さて、その二宮からの評価も高い水上ですが、こちらはやや王子寄りな切り口。
ヒュースの名前を挙げているのもこの2人というところがまた…。
この性格でなぜ二宮から評価されるのだろうか。
それを補って余りある能力評価なのか、二宮が水上の性格を把握しきれていないのか。
臨時隊長に選ばれたので、生駒隊のときのイメージとは違った活躍が見られそうです。

村上もサイドエフェクトで苦労した過去を持つためか、本人が慕う人物を挙げる傾向が見られます。
アホ扱いされてばかりの太刀川をスケールが大きいと評するあたり、やや盲目的ななにかを感じるような気も…。
荒船は至急、隊長としてのメソッドを村上にインストールすることが求められる。

最後は若村。
コミュ障こじらせ全開といった感じですが大丈夫でしょうか。
犬飼、北添、里見というガンナーを3人挙げているあたりも、本人のコンプレックスの現れのような印象を受けます。
東、来馬は若村の理想の隊長像?
臨時隊長になったものの、この2人には遠く及ばないであろうことは明らか。
ヒュースも与えられてしまって、ここは本当にがんばってほしい。
心折れないでほしい。

次回は第206話

今のところ次号も休載との情報はありませんから、ジャンプSQ4月号に206話が掲載予定です。

ご拝読ありがとうございました。

追記

ようやく、ワールドトリガーの年表形式時系列をアップできました。
10回に渡る考察シリーズをまとめた記事になります。

よろしければ連載再開までの暇つぶしにこちらもご覧ください。
WORLD TRIGGER Chronological Order

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