ワールドトリガーをより深く楽しむための当ブログ。
ジャンプSQ2020年4月号に掲載の第192話と第193話について、感想と考察の記事になります。
B級ランク戦ROUND8
今月も引き続きB級ランク戦編でROUND8の続きとなりますが、2号ぶりに2話掲載。やはり2話分あると読み応えがあります。
場面は帯島を撃破した遊真の新技解説から。
初見でも即座にグラスホッパーの特性から対処の最善手を解説する蔵内。高校で生徒会長を務めている設定のキャラクターとはいえ、頭の回転と知識レベルが相当凄く見えるのですが、残念ながらBBFの成績分布に王子隊は未反映。副会長の綾辻がトップ3の位置にいるため、蔵内の成績もこのあたりでしょうか。
隊長としては修のほぼ完全上位互換のような王子と、この蔵内が組んだ王子隊に、よくROUND6で勝てたものだと思ってしまいます。
さて、この解説は早めに切り上がって、弓場vs二宮隊3人に切り替わります。
この両者の戦闘に千佳の爆撃から介入し、乱戦の中で弓場が犬飼か辻を落とす展開になれば前回の予想が大当たり、と思いましたが、見事に当たりませんでしたね…。
二宮と弓場がタイマンという展開は修の狙いどおりと思ったのですが、修の狙いはガードに手が回らない犬飼。
しかし辻の援護で堅い守りを崩せないうちに弓場が二宮に落とされてしまいタイマン勝負は二宮が勝利。
あれれ?あくまで二宮は遊真と1対1に引き込むつもりでしょうか?
第193話は残った二宮隊と玉狛第2が仕切り直す展開になります。
第194話以降の展開予想
うーん、前回の予想がことごとく外れてしまいました。
千佳に爆撃させたのは二宮のフルアタックを引き出して隙を作らせるため?何度か試して修か遊真が仕留める隙を窺っていたのでしょうか。弓場との1対1も利用するのかと思ったらあっさり決着がついてしまいましたし…。
結局二宮隊3人に対して2点が必要な状況となっているため、考えられる展開は限られます。
- ①二宮隊を3人とも落とす→3点+生存点2点
- ②二宮隊を2人落とすが玉狛は全員落とされる→2点
- ③二宮隊を2人落とし、撤退に追い込む→2点+生存点2点
- ④二宮隊を1人落とし、撤退に追い込む→1点+生存点2点
- ⑤二宮隊を2人落とし、粘って引き分けに持ち込む→2点
さすがに二宮隊を1人も落とさずに撤退させて生存点のみ2点という展開は無理でしょう。
①も難しそうです。
出水と烏丸、木虎の会話にあるとおり、修が千佳と組んで火力戦を仕掛けても、辻・犬飼が健在である以上、二宮を守勢に回すことは困難でしょうし、そうすると二宮のアステロイドや合成弾の数々を修が防ぐのは実力的に不可能。
…となると、遊真と修が連携して二宮の隙を突く形の方がまだ可能性がありそうですが、それでも万全の体制の二宮隊を3人とも落とすというのは予想できません。千佳の1発メテオラでまとめて蒸発ならあるいは…?
②については、玉狛が落とされるパターン以外に、逃げ切りベイルアウトという展開でもOK。
千佳の覚醒フラグを回収しておきたいので、遊真と二宮で1対1を作り、遊真が作った隙を修が仕留めて1点、遊真と修が落とされてしまい足りない1点を千佳が獲ったうえで落とされるか自発的ベイルアウトで試合終了という流れ。
ただ、これだと修が二宮に勝利したというカタルシス的な要素がやや薄い気もします。弓場隊や生駒隊との混戦で崩れた二宮隊に勝利する流れにはせず、敢えて万全の二宮隊に、ヒュースを失い元々の玉狛第2の3人のメンバーで挑むという構図を用意しているため、これは逃げ切りではなく勝利で終えるためのフラグなのではないでしょうか。
わざわざハウンドの解説を入れて仕切り直し&二宮アゲしているのも、きちんと修と二宮に決着をつけさせるお膳立てのように感じました。
「……まあ今回の二宮さんの怖いところは その合成弾すら『見せ技』にしてるってところだけどね」
第193話:王子のセリフより
そう考えると、③か④となる可能性が高いような気がします。
帯島を仕留めた新技はまだ二宮隊にバレていないので、スコーピオン投擲からのマンティスやスコーピオンピンボールに千佳の鉛弾などで辻と犬飼を崩し、フルアタックに入った二宮をガードできない状況を作る感じでしょうか。
遊真を落とすつもりが修に落とされ1点を獲られるものの、勝利を諦めない二宮隊に遊真と修がピンチに陥り、千佳がついにどちらかを落とし2点目が確定、数的不利から自発的ベイルアウトを選択し玉狛の勝利、という展開はどうでしょう。
⑤については、引き分けにするメリットがあまりないので、それくらいなら③か④で玉狛勝利にしてしまった方が良いかなと思います。
次回は第194話
今回は時系列に繋がるような情報はありませんでしたが、いよいよB級ランク戦編もクライマックス。最終戦に決着がついて、物語も大きく動きそうな予感がします。
今のところ休載予定はなし、ジャンプSQ5月号に掲載予定です。
ご拝読ありがとうございました。
コメント