WT SQ2020.03

ワールドトリガーをより深く楽しむための当ブログ。
ジャンプSQ2020年3月号に掲載の第191話について、感想と考察の記事になります。

B級ランク戦ROUND8

今回もROUND8が続く展開のため、作中ではT.C.2016.3.8(土)の夜の話になります。
二宮隊・玉狛第2・生駒隊・弓場隊の4チームにより始まったROUND8も、前回で生駒隊が全員ベイルアウトし、弓場隊も弓場と帯島を残すのみ。
玉狛第2はヒュースがベイルアウトし以前の3人編成で戦うことができるものの、二宮隊が全員健在な中、あと3点が必要な状況。

遊真が格の違いを見せつけて帯島から1点を取る形になりました。
曲がるスコーピオン投げからのピンボールは、実に遊真らしい発想です。
作中で描写が無くても、きっと夜中のイメトレで新技を練ってきたんだろうな、とわかるところが上手いですね。

曲がったのは修のスパイダーのワイヤを利用したのでしょうか。
ちょっとヨーヨーみたいな線が描かれているので、今回も修が地味にアシストしたということなのかなと思います。

帯島の方も、高速機動に対してハウンドの全方位射撃で対抗したり、ピンボールの際もちゃんとハウンドで牽制をかけるなど、「ひかるものをもって」いることを存分に示しながらも、ノーダメで撃破してさらに上を行ってみせる遊真、となかなか熱い展開だったのではないでしょうか。

第192話以降の展開予想

遊真が1点を獲ったことで玉狛第2が必要なポイントはあと2点。
残る駒は二宮隊の3人と弓場です。
2点獲れれば生存点なしでもB級2位以上が確定しますが、メタ的にはここで修が二宮に勝利する展開と、千佳が人を撃てるようになる展開が入ってくると思いますので、弓場が辻か犬飼を落とし、弓場が二宮に落とされて、二宮隊を全滅させなければ届かない状況に追い込まれるのではないでしょうか。

「……わたし 次の試合は ふつうの弾も撃つよ」

第182話:千佳のセリフより

あるいは、辻か犬飼のどちらかが弓場に落とされた後、遊真が落とされてしまう展開もありそう。修と千佳だけ残ってしまい詰んだと観戦室に思わせておいて、二宮と弓場のタイマンを誘導しフルアタックの隙を突いて修が二宮を撃破、修が弓場に落とされて千佳が追い込まれたことで残った二宮隊の1人か弓場を落としてベイルアウト。

この展開だと、二宮と弓場のタイマン最強対決のフラグを回収しつつ、修が遊真やヒュースと訓練した二宮対策もきっちり修の手柄にできますし、最後に弓場が残って上位残留ができれば神田フラグまで上手く収まることに。

「……あの 素朴な疑問なんですけど 『1対1最強』の2人が戦ったら どっちが強いんですか?」
「ふつうに戦えば やっぱ二宮さんだよね」

第180話:修と里見のセリフより

「こっちが1対1の状況を用意すれば 二宮さんに大きな隙を作れると思うんです」

第183話:修のセリフより

「俺らは上位残留 神田は大学合格 お互いにキメてうまいメシ食うぞオラァ!」

第184話:弓場のセリフより

弓場のスタイルと生駒旋空

今回、諏訪のWショットガンから弓場の旋空対策スタイルが派生し、それに対抗するため生駒旋空が編み出されたことが判明しました。

「トリガーの射程と弾数を切りつめて その分トリオンを威力と弾の速さにつぎ込んでるってのはまちがいなさそう」

第182話:遊真のセリフより

ランク戦の最中は時系列の考察に繋がるネタは少ないので、さらっとこういう情報が出てくると嬉しいです。
今月からいろいろと考察記事をまとめ始めたところですから、いずれこの情報も時系列に反映できるかと思います。
ぜひ楽しみにお待ちください。

今回の第191話では、犬飼の奇襲を躱しつつそのまま回転蹴りをお見舞いしていた弓場ですが、敢えてシールドを使わず攻撃に全振りした弓場は、インファイトでもそれなりに戦えてしまいそうです。
風刃の候補者というのも、そのあたりが関係しているのでしょうか?

「今候補に挙がってるのは8人 加古さん 佐伯 生駒っち 片桐 雪丸 弓場ちゃん 鋼 そんでおまえだ」

第43話:迅のセリフより

今からこのセリフを振り返ってみると、加古はオールラウンダーを目指しているとはいえ本職はシューター、本編では未登場ですが片桐はガンナーでサブにスナイパー用のトリガーをセットしており近接戦闘は専門外ですから、いずれも風刃を使いこなすのは難しそうです。
弧月使いのオールラウンダーの佐伯、独自の旋空技術で近距離・中距離に対応可能な生駒あたりが本命だったっぽい気もします。

雪丸はレイガスト二刀流、村上もレイガストでアタッカーランキング4位ですが、レイガストは防御寄りのトリガーですから、攻撃特化の風刃との相性ではやや劣りそうです。

結局、迅の後押しもあり実際に風刃を使うことになった三輪はさておき、弓場の可能性はどれくらいだったのでしょうか。

BBFによれば、弓場は攻撃のパラメータが10とボーダーでもトップクラス。
これはスコーピオン装備のA級隊員時の迅に匹敵し、これを超えるのは太刀川の14、小南の13、二宮と影浦の12という4人だけで、数値が判明しているガンナーではトップです。
トリオン量も迅と同じ7という数値のため、風刃を起動した場合の弾数も11発は確保できそう。そういえば、風刃も弓場のリボルバー同様、リロードが必要なトリガーでしたね…。
リボルバーは6発ずつで計12発でしたから、使用感としてはさほど違和感なく扱えるかも?

攻撃特化の風刃と、同じく攻撃特化の弓場は相性はばっちりかもしれません。
風刃に最適化した距離を保ちつつ、相手を一方的にボコる弓場…案外悪くない適合者という気がしてきます…。

次回は第192話

今のところ休載予定はなし、ジャンプSQ4月号に掲載予定です。
先月、今月と1話掲載が続いているため、葦原先生の体調があまり思わしくないのかもしれません。
急遽休載とならないことを祈りつつ、次回をお楽しみに。
ご拝読ありがとうございました。

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