WT Art_Chika1

Work of Art

色々と忙しく、更新が開いてしまいました。
キャラクター考察、今回は千佳を描いてもらいました。
先に修に挑戦していたようですが、なかなか上手くいかないそうです。
なんでも普通に描いてるとやたらイケメンになってしまって修っぽくならないのだとか。

雨取千佳

友人と兄が行方不明というなかなかハードな過去を背負う千佳ですが、近界絡みの被害が続発している三門市ではそれほど珍しい境遇という扱いではないようです。
ただ、麟児たちを捜しに近界にいくことが修や千佳、遊真たちの大きな目的となっているため、シナリオ的には極めて特別な立ち位置になります。

また、本人が規格外のトリオン能力を持つため大規模侵攻編ではアフトクラトルの次期神候補として狙われてしまいましたが、これはこの先の遠征編でも千佳に当然ついて回るリスクになるため、今後は麟児たちだけではなく千佳本人もメインストーリーを左右するポジションとなっていくことになりそうです。

このような事情から、現時点ではまだ個人としての掘り下げでは修や遊真に比べてしまうとやや見劣りするものの、自分を見つめ直して人を撃てないという弱点を克服しようとする姿や、人付き合いを避けてきた過去から脱却し、絵馬や出穂という独自の人間関係を通じて打開策を模索する様子が見られるなど、主人公のひとりとしてその成長はしっかりと描かれていますから、この先の遠征編ではこれらを伏線とした活躍が見られることでしょう。

千佳の目的

自己主張がそう多くない千佳ですが、その行動原理や目的をまとめてみると、次のような感じになります。

  • 麟児と青葉を近界に捜しに行きたい(そのためにボーダーの遠征部隊に選抜されたい)
  • 捜しに行くのを助けてくれる修や遊真のためにちゃんと戦いたい(人を撃てないことを克服したい)
  • 修と遊真がレプリカを捜しに行くのを手伝いたい(そのためにボーダーの遠征部隊に選抜されたい)

当初は自分の目的のために協力してくれる修と遊真にどこか引け目を感じてしまっている様子もありましたが、レプリカのこともあって3人の目的が重なってくるにつれて、自分のことだけではなく2人の目的のためにも自分が成長したいと思えるようになってきているようです。

こうして見ると、千佳もまた友情・努力・勝利の実にジャンプらしい主人公をしています。

千佳の今後について(近い未来)

B級ランク戦編では最終戦で遂に自ら人を撃てないという弱点を克服した千佳。
当面は選抜試験編での活躍が見込まれますが、まだ完全に克服できたとも言い切れません。
ヒュースは「実戦でユウマやオサムが危機に陥れば 千佳は撃つはずだ」と指摘していましたが、最終戦のROUND8ではまさにそのシチュエーションだったと言えます。
「一発かましゃぁ度胸も付くってもんだろうよ」との評もあったものの、これで次からもバンバン狙撃できるようになったのかはまだ不明です。

そんな千佳ですが、選抜試験編のシャッフルチームでは二宮の8番隊に。
修ほど甘くなさそうな二宮ですが、意外と気遣いもできるキャラクターだけに先の展開が読めません。
万能キャラ枠の東と、仲の良い絵馬もセットで配置されていますが、東はお願いされない限りフォローには回らないとの見方も示されており、ここでもやはり波乱が予定されているのかもしれません。

また、ここまで本編では千佳と麟児の両親の登場がまだありません。
麟児が行方不明になり、千佳まで近界に行くとなると親御さんとしては心配で仕方ないでしょう。
遠征前にそのあたりの千佳の覚悟に焦点をあてたエピソードが入るかもしれないですね。

千佳の今後について(少し先の未来)

千佳については既に遠征への参加が内定しているため、遠征編での出番は確約されています。
問題はそこに修や遊真、ヒュースが同行するのかどうか。
遊真はともかく、修とヒュースが落選する可能性は決して低くはありません。

仮に玉狛第2としてチーム単位で選抜されない場合、千佳は機関員としての帯同となります。
遠征艇のトリオン補給要員という扱いですが、もちろんそれで何事もなく遠征から帰ってくることはないでしょう。
この場合でも金の雛鳥として狙われる遠征編のメインヒロイン枠の可能性は高いと思われます。
普段はトリオン量に目が行きがちですが、近界民を探知したり気配を消すサイドエフェクトも、遠征編では活用される機会が多くなるかもしれませんね。

このパターンだと、修や遊真、ヒュースは別ルートで遠征して千佳を救うシナリオになりそうです。
ガロプラとの同盟や迅の必ず力を貸す約束といったフラグがあるため、この展開がないとも言い切れません。

反対にチームとして参加する場合、こちらでは玉狛第2のさらなる進化が期待できます。
ROUND8では実現しなかった千佳のフルアタックや、千佳と遊真の黒トリガーの連携、それを指揮する修といった構図が実現すると、遠征部隊でも主力としての活躍が見込めそうです。
ランク戦ではレギュレーションの縛りがありましたが、近界ではその制限のない玉狛第2の戦術も是非見てみたいものです。

千佳の今後について(かなり先の未来)

遠征編を通じて千佳の存在が鍵となりそうな気配もありますが、それはやはり金の雛鳥という存在のため。
千佳がアフトクラトルの神にされてしまうというバッドエンドはメタ的にあり得ないでしょうから、遠征編でアフトクラトルの神問題にどのような決着をつけるのか。
今のところ出ている情報からすると、ヒュースの主君あたりが怪しい。

もちろん、問題解決には至らず、ネイバー世界の根源に迫るワールドトリガー編のような最終章が始まる可能性も十分あります。
WJであれば神という犠牲を伴わない解決策を見出してハッピーエンドという形が見えそうなところですが、SQに移籍しているので多少の無理もできなくはないでしょう。
アニメも今のところ深夜枠ですから、不穏な気配がないわけでもありません。
遠征編で犠牲者が出てしまうようだと、その後の展開はもっとハードになってしまうことも予想できてしまいますが…。

いずれにしても、麟児や青葉との再会は果たせるのか、近界の神問題に答えは出るのか、千佳もまた最後まで物語の中心で活躍しそうな気がします。

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